ナポリ⇒ポンツァ島線はイタリアとポンツィアーネ諸島を結ぶフェリーのルートです。現在、このルートを運航しているのはSNAVのみです。
こちらは週5便まで、約2時間50分の所要時間で運航されています。
ナポリ⇒ポンツァ島線の所要時間や便数は時期により変更になる可能性があります。念のため、最新の情報を検索機能を利用してご確認ください。
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ナポリ(Napoli/Naples)はイタリア南部カンパニア州の都市で、同国の西沿岸部にあるナポリ湾に面しています。また、ヴェスヴィオ山とフレグレイ平野という、二つの火山性地域に挟まれた特殊な位置に築かれた都市でもあります。西暦79年に起きたヴェスヴィオ山の噴火で倒壊したローマ時代のポンペイ、ヘルクラネウム、オプロンティス、スタビアエなどの遺跡はナポリ近郊に位置しており、ソレントや美しいアマルフィ海岸も隣接しています。さらに、かつてローマ海軍の軍港として機能していたユリウス港(Portus Julius)も、ポッツオーリとバイアの港町にあり、ナポリの北側に位置しています。ナポリには中世のバロック調やルネサンス様式の教会、城、宮殿が多数あり、長い間、芸術や建築の中心地として栄えています。また、18世紀にはほぼ無損傷のヘクラネウムル遺跡やポンペイ遺跡の発見に続き、新古典主義の時代を経験しました。
ナポリの港はフェリー、水中翼船、SWATH(小水線面積双胴船)の拠点で、ナポリ県のカプリ島、イスキア島、ソレントや、サレルノ県のサレルノ、ポジターノ、アマルフィと結ばれています。また、この港からはフェリーでシチリア島、サルデーニャ島、ポンツァ島、エオリア諸島へも渡航することができます。
ポンツァ島(Ponza)は、ローマとナポリの間に位置するポンツィアーネ諸島最大の島です。青の洞窟や、古代ローマのトンネルなどで知られています。古代エジプト、カナン、ギリシャの遺跡や、島の中央部にあるフェネキア人の共同墓地は人気の観光名所です。また、エトルリア遺跡に混じり、古代ローマの遺跡も散見されます。港に位置するIl Mamozio(司祭の帽子)は3000年前に造られた大理石の彫像です。こちらはエトルリア人の領事を描いたもので、欠けた頭はナポリの博物館で厳重に保存されています。この彫像はエトルリア最古のかなり珍しい遺跡です。
ポンツァ島は、ヴェントテーネ島やテッラチーナとフェリーで結ばれています。