カターニア⇒ナポリ線はシチリア島とイタリアを結ぶフェリーのルートです。現在、このルートを運航しているのはTTT Linesのみです。
こちらは週7便まで、約12時間の所要時間で運航されています。
カターニア⇒ナポリ線の所要時間や便数は時期により変更になる可能性があります。念のため、最新の情報を検索機能を利用してご確認ください。
この料金は、お客様がお支払いされた平均の片道料金を表しています。カターニア⇒ナポリ線では車と搭乗者 2名が一番多く予約されています。
カターニア(Catania)はイオニア海に面したシチリア島東沿岸の都市で、メッシーナとシラクーサ(Siracusa)の間に位置しています。この町は歴史的に自然災害と大きく関係しており、1169年と1693年には地震により市内が完全に倒壊した過去を持ちます。さらに、隣接したエトナ火山の噴火も受けており、火山活動が最も活発であった1669年には大きな被害が出たと言われています。また、カターニアは1434年にシチリア島初の大学が設立された場所で、14世紀のルネサンス期には、イタリアにおける文化、芸術、政治の中心として大きな役割を果たしました。
カターニアには、ジョヴァンニ・バチスタ・ヴァッカリーニという建築家により組み立てられたu LiotruおよびFontana dell'Ellefanteと呼ばれるシンボルが存在します。こちらは古代の花崗岩で作られた象の上に、エジプト・アスワンのオベリスクが載せられている珍しい建造物で、人々にはカターニアの象徴として親しまれています。また、カターニアは火山の噴火により記録されている限りで17回も埋没しており、現在の都市の下には、古代ローマ時代の都市が、さらにその下にはギリシャの都市が眠っています。
ナポリ(Naples)は南イタリア最大の都市で、とりわけ同国のナポリ湾周辺で最も風光明媚な町の一つです。カンパニア州の州都であるナポリは、ギリシャ人により築かれ、その後ローマ人が領土を拡大した結果、豊かな歴史と素晴らしい建築物に満たされた町となりました。ナポリには有名な火山であるヴェスヴィオ山があり、日帰り旅行にぴったりなカプリ島、イスキア島、プロチア島も近辺に位置しています。また、約2000年前にヴェスヴィオ山の噴火で倒壊したポンペイとヘルクラネウムは、イタリアで最も興味深いローマ時代の遺跡の一つです。
ナポリの中心街は小型で、豪華な宮殿、美しい教会や修道院、城、その他の素晴らしい歴史的建造物で溢れています。その中には1294~1323年に建設されたドゥオーモ(ナポリ大聖堂)、イタリア建築の結晶である王宮、その裏に位置するオペラのサン・カルロ劇場、あらゆる所蔵品を見学できる考古学博物館、ナポリの地下都市(地下トンネル、通路、階段、様々な部屋、廊下が張り巡らされている)などがあります。